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相続した土地のことで、まだ誰にも話していないあなたへ

  • iwako1028
  • 1月15日
  • 読了時間: 12分

「その違和感は、たぶん“正しい”」


【Part1|序章】相続した土地を前に、誰にも聞けない不安がある


相続した土地を前に立ったとき、

多くの方が、

ある種の「静かな戸惑い」

を抱えます。


嬉しくないわけではない。

むしろ、親や先祖が残してくれたものとして、

きちんと向き合わなければいけないとも思っている。


それなのに、

どうすればいいのか、分からない。


誰かに相談すれば、答えはすぐに返ってきます。


アパート建築、駐車場、売却、等価交換。


数字も出てくるし、

利回りの説明もある。


資料は立派で、

「今やらないと損ですよ」

とも言われる。


頭では理解できる。

理屈も通っているように見える。


それでも、なぜか心が動かない。


この感覚を、言葉にできずにいる方はとても多いです。


「贅沢な悩みだと思われそうで」

「知識がないと思われそうで」

「今さらこんなことを聞いていいのか分からなくて」


だから、誰にも言わない。


でも、心のどこかで、

こんな声がずっと鳴っているのではないでしょうか。


「本当に、このやり方しかないのだろうか」

「もっと安くできるのではないか」

「もっと、ちゃんと考えてくれる人がいるのではないか」


業者の方が悪いわけではない。

一生懸命説明してくれているのも分かる。


ただ、「こちらの事情」よりも

「決まった答え」に話が向かっていく感覚が拭えない。


土地は、数字だけでできていません。


そこには、

家族の記憶があり、

これからの暮らしがあり、

簡単にはやり直せない時間があります。


それなのに、

話はいつの間にか「どのプランが一番得か」という土俵に移ってしまう。


このズレが、

あの言葉にできない違和感の正体です。


そして大切なことを一つ、

お伝えしたいのです。


その違和感は、間違っていません。


決められないのは、

優柔不断だからでも、

知識が足りないからでもない。


むしろ逆で、

「簡単に決めてはいけない」

と感覚がちゃんとブレーキをかけている状態なのです。


相続は、ゴールではありません。


多くの場合、

それは「突然始まってしまったスタート」です。


準備する時間もなく、

考え方を整える余裕もないまま、

「決断」だけを迫られる。


この構造自体が、

人を不安にさせ、

迷わせます。


だからまず必要なのは、

正解を探すことでも、

誰かに任せることでもありません。


一度立ち止まって、

自分の中にある違和感を、

ちゃんと見つめること。


この記事は、

すぐに何かを決めてもらうためのものではありません。


むしろ、

「今は決めなくていい」

という安心を持ち帰っていただくために書いています。


次のPartでは、

なぜ“良さそうな提案”ほど決めきれなくなるのか。


その理由を、

感情ではなく「構造」から整理していきます。


もし今、

「この話、少し続きを読んでみたい」

と感じているなら、

それだけで、もう十分です。


【Part2|問題提起】なぜ“良さそうな提案”ほど、決めきれないのか


提案の内容自体は、悪くない。


むしろ、

しっかりしているように見える。


数字も整っていて、

完成後のイメージ図もあり、

「同じような事例もたくさんあります」

と説明される。


それなのになぜ、決めきれないのでしょうか。


多くの方は、

ここでこう考えてしまいます。


「自分が不動産に詳しくないからだ」

「もっと勉強しないと判断できない」

「年を取って、決断力が落ちたのかもしれない」


でも、それは違います。


実はこの迷いは、

不動産というものが持つ“仕組み”そのものから生まれています。


まず、不動産は「比べにくい商品」です。


同じ土地は二つとありません。


立地、形、周辺環境、家族構成、将来の予定。

すべてが少しずつ違う。


それなのに提案は

、「利回り」「建築費」「収支シミュレーション」

といった、一見わかりやすい数字で示されます。


数字が出ると、人は安心します。

「判断できそうな気がする」からです。


けれど、

その数字は、あなたの事情をすべて反映しているわけではありません。


・将来、誰が管理するのか

・家族はこの判断をどう受け取るのか

・10年後、20年後に自分は何を負担できるのか

・「儲かる」よりも「守りたい」ものは何か


こうした要素は、

資料の中ではほとんど語られません。


もう一つ、

決められなくなる理由があります。


それは、提案が「答え」から始まっていることです。


「この土地なら、これが最適です」

「皆さん、こうされています」

「今決めるのが一番有利です」


こう言われると、

反論する材料がない限り、断りづらい。


でも同時に、

心の中ではこう感じています。


「まだ、そこまで考えきれていない」

「そもそも、自分が何を大事にしたいのか整理できていない」


この状態で出された“正解”は、

どれだけ立派でも、

どこか他人事のように感じてしまうのです。


だから、決められない。


これは、あなたが慎重すぎるからではありません。


「判断する準備が整っていない段階」で、

判断だけを求められているからです。


例えるなら、

地図を渡されずに

「どちらの道が正しいか選んでください」

と言われているようなもの。


選べなくて当然です。


多くの地主の方が、

同じところで立ち止まります。


そして、

「まあ、プロが言うなら……」

と進んでしまうか、

逆に、

「もう少し考えます」

と時間だけが過ぎていく。


どちらが良い・悪いではありません。


ただ一つ言えるのは、

この段階で必要なのは、

新しい提案ではないということです。


必要なのは、

「どれを選ぶか」ではなく、

「どうやって選ぶか」を考える時間。


次のPartでは、

土地活用を考える上で見落とされがちな、

“判断軸”という考え方についてお話しします。


ここが整理されると、

不思議なほど、提案を見る目が変わってきます。



【Part3|発見】土地活用に必要なのは“答え”ではなく“判断軸”だった



ここまで読んでくださった方は、

もうお気づきかもしれません。


決められなかった理由は、

「良い案がなかったから」

ではありません。


それだけなのです。


多くの地主の方は、

土地活用=「どの方法が一番得か」

という問いから考え始めます。


けれど本来、

この問いは最後に出てくるものです。


先に考えるべきなのは、

もっと静かで、もっと個人的な問いです。


・この土地で、これ以上“増やしたくない負担”は何か

・逆に、多少手間がかかっても“守りたいもの”は何か

・10年後、20年後、自分や家族はどうなっていたいのか

・この土地のことで、家族と揉めたくないか、議論したいか


こうした問いには、

正解も、不正解もありません。


けれど、

ここを飛ばしたまま出てきた「答え」は、

どんなに立派でも、

どこか他人のものに感じてしまいます。


判断軸とは、

「選ぶためのルール」です。


どれが一番儲かるか、

ではなく、

どれなら自分が納得できるか。


どれが流行っているか、

ではなく、

どれなら後悔しないか。


この軸が一度できると、

不思議なことが起こります。


それまで難しく見えていた提案が、

急に“整理された情報”に変わるのです。


「これは軸に合う」

「これは数字はいいけれど、今回は違う」

「これは今やる必要はない」


そうやって、

選ばない理由も、選ぶ理由も、

自分の言葉で説明できるようになる。


ここで初めて、

業者の方との会話も対等になります。


押されることもなく、

遠慮することもなく、

「少し考えます」と胸を張って言える。


大切なのは、

判断軸は“立派”である必要がない、

ということです。


高度な専門知識もいりません。


綺麗な言葉でまとめる必要もありません。


「これ以上、家族に負担を残したくない」

「管理で振り回される老後は避けたい」

「多少収益が下がっても、安心を取りたい」


それで十分です。


むしろ、

そうした率直な言葉こそが、

あなたにとって一番強い判断軸になります。


ここまで来て、

ようやくスタートラインに立ちます。


土地活用は、

「決断の速さ」

を競うものではありません。


自分の基準で、

選べる状態になること。


それが、何よりも大切なのです。


次のPartでは、

こうした判断軸をどうやって整理し、

どうやって現実の検討に落とし込んでいくのか。


そして、

私たちがなぜ「いきなりプランを出さない」のか。


その理由を、もう少し具体的にお話しします。



【Part4|信頼形成】私たちは“プランを売らない”という選択をしている


ここまで読んでくださった方の中には、

こう思われた方もいるかもしれません。


「結局、どういう提案をしてくれるのだろうか」

「アパートなのか、売却なのか、それとも別の方法か」


ですが、

私たちは最初から

具体的なプランを提示することはしていません。



少し不思議に感じられるかもしれません。


不動産の世界では、

早くプランを出した方が親切で、

選択肢を多く示すほど、

誠実だと思われがちだからです。


それでも、

あえてそうしない理由があります。


それは、

判断軸が整理されていない段階

で出されたプランは、

ほとんどの場合「負担」になるからです。


選択肢が増えるほど、

迷いは深くなります。


「どれも悪くない」

「でも、どれもしっくりこない」


そして最終的には、

“決めやすそうなもの”を選んでしまう。


それが後悔につながるケースを、

私たちは何度も見てきました。


だからまず行うのは、

土地を見る前でも、

プランを考える前でもありません。


話を聞くこと。


・なぜ今、動こうとしているのか

・何に一番、不安を感じているのか

・この土地について、家族とどんな話をしているのか

・将来、どんな状態でありたいのか


これらを、急かさず、結論を出さず、

一つずつ整理していきます。


この段階では、

「まだ何もしない」

という選択も、

立派な判断です。


むしろ、

何もしないと決められる状態こそが、

本当の意味で“主体的”だと考えています。


プランを売らない、

という姿勢は、

私たちにとっては誠実であるための選択です。


業者はそれが仕事なので、

早く進むしかありません。


おそらく、営業担当者は会社で上司から

「早く結論を取れ」

と詰められていることでしょう。


無理に進めれば、

地主様にとっても短期的には成果になるかもしれません。


でも、

土地は一度決めたら、

簡単には戻せません。


だからこそ、

「今はやらない」

「もう少し考える」

「今回は見送る」


こうした言葉が、

安心して言える関係を大切にしています。


結果として、

何年か後に改めて相談が来ることもあります。


そのときには、

状況も、考え方も、家族の環境も変わっている。


それでいいのです。


信頼とは、

今すぐ何かを始めることではなく、

必要なときに、

思い出してもらえる関係だと

私たちは考えています。


次のPartでは、

こうした考え方のもとで

実際にどんな変化が起きたのか。


「決めなかった時間」が、

どのように安心につながっていったのかをお話しします。



【Part5|希望】“決めなくていい時間”を持てた人から、うまくいく


土地の話になると、

多くの方が「早く決めなければ」

と思い込んでいます。


相続したのだから。

提案が来ているのだから。

何もしないのは、怠けているようで不安だから。


けれど実際には、

うまくいっている方ほど、

すぐには決めていません。


一度、立ち止まっています。


それは、

先延ばしにしているのとは違います。


「決めない」という判断を、

自分の意思で選んでいるのです。


判断軸を整理した方の多くが、

最初に感じる変化があります。


それは、気持ちが静かになること。


提案書を見ても、

以前のように心がざわつかない。


「これは今の自分たちには合わない」

「これは悪くないが、急ぐ必要はない」


そうやって、

選択肢を“落ち着いて眺められる”ようになります。


すると、

不思議なことに、

家族との会話も変わっていきます。


これまでは、

「どうするの?」

「早く決めたほうがいいんじゃない?」


そんな言葉に、

うまく答えられなかったかもしれません。


でも判断軸があると、

こう言えるようになります。


「今は、ここを一番大事にしたいと思っている」

「だから、もう少し考えるつもりだよ」


理由を説明できる安心感は、

想像以上に大きなものです。


そして何より、

自分自身が納得している。


この状態になると、

たとえ最終的にアパートを建てるとしても、

売却を選ぶとしても、

その後の気持ちがまったく違います。


「流された結果」ではなく、

「自分で選んだ結果」になるからです。


土地活用で本当に大切なのは、

成功例をなぞることではありません。


自分の人生の流れの中に、

その判断をきちんと置けるかどうか


決めなくていい時間は、

迷いの時間ではなく、

準備の時間です。


そして、

その時間を持てた人ほど、

後で慌てることがありません。


次のPartでは、

もし今あなたが

「一人で考えるのは少し重たい」

と感じているなら、

どんな形で“考える相手”を持てばいいのか。


売り込みではなく、

静かに選択肢を整理するための入口について、

お話しします。



【Part6|静かな導線】もし今、“考える相手”が必要なら



ここまで読んでいただき、

ありがとうございます。


この記事を読み終えた今、

すぐに何かを決めたい方は、

実は多くありません。


むしろ、

「少し頭が整理された」

「焦らなくていいと分かった」


そんな感覚を持たれている方がほとんどではないでしょうか。

それで、十分です。


土地のことは、

一人で考え続けるには少し重たいテーマです。


家族に話そうとすると、

余計に心配させてしまいそうで、

結局、自分の中にしまってしまう。


もし今、

「決断ではなく、整理を手伝ってくれる相手」

がいたらいいのに、と感じているなら。


私たちは、

そうした方のためにすぐに何かを売る場所ではない入口を用意しています。


公式LINEでは、

・判断軸を整理するための考え方

・よくある迷いの構造

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静かにお届けしています。


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営業の連絡が来ることはありません。


相談しなければいけない、

ということもありません。


「もう少し、自分のペースで考えたい」

その気持ちのままで、大丈夫です。


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もし気が向いたら、覗いてみてください。


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